第3回 乳がん早期発見啓蒙セミナーの報告(平成20年10月26日)
2009年1月6日
平成20年10月26日、在ニューヨーク日本国総領事館大使公邸において「第3回 乳がん早期発見啓蒙セミナー」が開催されました。邦人医療支援ネットワーク(ジャムズネット)の参加団体であるYoung Japanese Breast Cancer Network(BCネットワーク)と当館が共催し下記の要領で行いました。
- 講演概要;
(1)「女性の健康維持と30から50歳代の更年期 女性ホルモン塾−ずっとキレイのエイジング」ウィミンズ・ウェルネス銀座クリニック理事長・院長 対馬ルリ子氏
乳がんに限らず、女性に特有の疾病に関して、加齢及び女性ホルモンの話を絡め解りやすく説明。
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(2)「最高の医療を受けるための患者学」テキサス大学M.D.アンダーソン キャンサー センター准教授 上野直人氏
ガンの治療を進めるにあたって、化学治療や放射線治療、告知の問題まで、医療関係者とのコミュニケーションは長い闘病生活を支える上で重要である。患者が如何に医療関係者と付き合い、より良い治療を受けるための“患者学”について説明。
当セミナーには、90名以上の来場者があり、パネルディスカッションでは多くの質問が講演者に寄せられるなど、当地在留邦人の間での乳がん対策に関する関心の高さが伺えました。また、セミナーの後、行われた歓談会において設けられた、模型による「しこりの感触体験コーナー」も好評であり、本件セミナーを通じて来場者に対して乳がん早期発見の重要性について周知する機会を提供することができたと考えます。 (なお、このセミナーについての詳細は共催のBCネットワークホームページにも報告されていますのでご参照下さい。(http://bcnetwork.org/))