ヘルスウィークにおける「東洋医学で元気生活。自分で出来るツボ療法と薬膳料理」講演会
2008年6月25日
- 日時:5月24日17時00分〜18時30分
- 講師:角谷智子氏(鍼灸師/漢方医)
- 概要
- 東洋医学とは?
東洋医学は病気の症状や患部にのみ目を向けるのではなく、「体は骨一つ一つ、臓器それぞれが連結しながら作られている」という理論に基づき、それらのバランスを整えながら、体の持つ恒常性、治癒力を高め、症状を取り、病気になりにくい体を作る医学。
- ツボって何?
ツボはリンパ節、神経、関節、筋肉や骨のつなぎ目などの近くに多く存在している。鍼治療は鍼の刺激を脳に伝達し、本来持つ体の機能を呼び起こし、血行をよくし体を温め、症状を取り、体にとって一番いい状態を作り出すものである。体には400以上ものツボがあり、それらが高速道路のように繋がりあい、体のバランスを保っている。東洋医学の歴史は長く、西洋医学がまだなかったころは、鍼灸漢方であらゆる病気を治していた。(治せないものもありますが)触って気持ちいいと感じるところが「ツボ」なので、暖かい手で優しく揉んであげると体も喜ぶ。
- 自分でできるツボ指圧。
花粉症、頭痛、高血圧、乗り物酔いなどの症状に使える手や足のツボの実技。
- 自分でできる健康管理法
ふくらはぎまで暖める足湯で冷え性解消、テニスボールで背中マッサージ 、古靴下を使った手首/足首/膝/肘サポータ
- 漢方薬/薬膳について
漢方薬とは本来身近にある植物なので、安価で、とても体に優しい作用をする。食卓にのる生姜やしそも漢方薬の一つである。生姜、大根、蓮根などで、簡単な体調管理ができる。
- 最後に参加者のみなさんにメッセージ
腹7文半。
一生で一番頼りになるのは自分の体。
大切に。そして時には感謝の気持ちを持って接してあげましょう。