第9回邦人医療支援ネットワーク:ジャムズネット会議議事録
2008年5月8日
- 日時:2008年4月29日(金)16時〜18時
- 場所:総領事館19階会議室
- 参加者:36名
- 会議進行:仲本医務官
「ヘルスウィーク、ジャパンデイへの参加詳細」
会議の概要
- 冒頭挨拶
本間医師:ジャムズネットの会議も9回目、設立して2年半が経過した。今回の議題のジャパンデイの参加は2回目、ヘルスウィークは初めての試みである。さらに、今後ジャムズネットをどのように運営していくかについても話し合っていただく予定である。
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「ジャパンデイ@セントラルパーク」参加について
国陶氏(ゴージャズエンターテイメント):ジャパンデイは6月1日(日)にセントラルパークで、ミニマラソンとお祭りという2部構成で開催することが決定した。先週に記者発表、昨日は第3回の意見公開会が行われた。昨年、ジャムズネットには、ファーストエイドと健康チェックというアクティビティをしていただき好評だったと聞いている。今年も同じような内容でお願いしたいと考えている。昨年と異なるのは場所で、East Meadowと呼ばれているエリアで、昨年よりも北に位置し、人数制限のない広い場所で開催される。またジャムズネットに今回お願いする場所は、昨年と異なり単独のテントでではなく、他のアクティビティと共同のテントの下で活動していただくことになる。また、電源がないという点があり、自家発電等で行ってもらいたいと考えている。時間帯等は昨年と同様で10時から17時である。ファーストエイドは会場中央のヘッドクウォーターを考えているので、健康チェックを行ったもらう場所とは少し離れている。会場には救急車が待機し、米側の救急担当もいると聞いているが、ジャムズネットから日本人の医師を出してもらえるとありがたい。
桑間医師:責任の問題が大きいと困る面もあるが、医学的通訳等についての協力は出来るのではないかと思う。
本間医師:責任の範囲が重要である。ジャムズネット側の医師はトリアージ、インフォメーションという形で参加するのが良いのではないかと思う。医学的処置の中心は米側に任せるのが良い。
桑間医師:アクティビティのテントでは医師は血圧を測っていて、何かあればヘッドクウォーターから呼びかけてもらうという体制で良いと考える。
仲本医務官:テント内の区切りはどうなっているか?
国陶氏:6メートル四方のテントを4区切りして、その1画を使ってもらう。天気が良ければ、外に広がってもかまわない。机は1−2個、椅子も2−3個用意する予定である。足りなければ、多少の予備はある。詳しいレイアウトについては、追って連絡する。
仲本医務官:電源を使わないタイプの体重計を使う必要がある。アクティビティテントの場所が昨年より小さくなってしまったが、会場の広さから考えると、昨年より多い人数が来るのではないかと懸念される。ファーストエイドと血圧で1列、体重・体脂肪測定で1列、ストレスチェックで1列、プラス雑務で1列でボランティア4列が必要だと考えている。
本間医師:スケジュール表に対して、人が集まることが重要。こういうアクティビティの続行が重要であり、ジャムズネットにとってもメリットになると思われる。
磯角氏:ジャパンデイのボランティアのコーディネーターを担当します。アクティビティ3列プラス、案内等で4列が必要である。血圧以外はどなたでも参加可能であるのでボランティアを募集しています。
本間医師:日本人学校の生徒達など若い人たちにも昨年同様参加してもらいたい。
国陶氏:参加ボランティアにはTシャツが提供され、お弁当が支給される。ジャムズネット以外のアクティビティでもボランティアを募集しています。
仲本医務官:昨年と同じ形で参加するということで、参加したいと思います。
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「NY日系人会でのヘルスウィーク」参加について
仲本医務官:先週日系人会でプレスカンファレンスがあり、日系のプレスに発表が行われた。スケジュール表も発表した。総領事館のホームページにも掲載した。ヘルスウィークについても多くのボランティアが必要であり、これについては磯角さんにアレンジしてもらっている。 続いて、スケジュール表について担当者から説明が行われた。(ヘルスウィークスケジュール表)
仲本医務官:すばらしい企画が充実しており、出来る限り多くの方に来てもらいたいと考えている。
佐々木氏:ヨミタイムには5月2日に概要を掲載し、さらに16日にもイベントリストを全部掲載する予定をしている。終了後にも特集をする予定である。NYジャピオンでも、医療コラムで掲載をする予定である。
本間医師:ホームページをお持ちのグループは是非リンクして、宣伝していただきたい。
日野氏:大勢の方に来ていただくために、各企画のネーミングを少し見直した方が良いのもある。
仲本医務官:当館のホームページ上ではアップデートしていきたい。
日野氏:ジャパンデイと開催が近接しているため集客面でもったいないと考えている。来年以降は、春はメンタルヘルス等、サブジェクトを分けて、年間を通して実施する方法もあるかと思う。
本間医師:2つのイベントの近い時期の実施はボランティアにもストレスが多い。春はヘルスウィーク、秋はシニアウィーク等、決めて毎年行う事も重要である。来年のヘルスウィークはジャパンデイとは離して前倒しして実施した方が良いと考えている。
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今後のジャムズネットの活動について
仲本医務官:2005年1月に第1回のジャムズネットの会議が開催され、一つの大きな成果がヘルスウィークにつながった。ジャパンデイ、シニアウィーク、ヘルスウィークといったイベントを続けていただければ、この会も続いていくのではないかと思っている。
平川領事部長:今後とも、総領事館としても全面的に協力していきたいと考えている。
仲本医務官:医務班としての仕事としてジャムズネットへの協力をしていきたいと考えている。今後は、皆様にも事務的な面も含めて、自主的に運営していただければありがたく思っている。
本間医師:総領事館の医務官や担当者が代わっても、この会を安定して続けていかなければならない。そのために、ボランティアの、より一層の協力が必要になる。資金面についてのサポートの一部については、米国日本人医師会も協力していきたい。
桑間医師:領事館の主導がコミュニティをまとめる点で重要と考える。公共というイメージのためにも、総領事館が中心となっていただけることがありがたい。号令、リードは是非、総領事館、医務班に引き続き行っていただきたいと期待している。医師会を含め、一部の組織がリードしていくのは誤解を生むこともある。ちなみに、医師会のコミュニティ支援の資金は、昨年の3倍集まっているが、これも総領事館が中心となった組織であることによるものだと思う。
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その他
磯角氏:ヘルスウィークのボランティアを引き続き募集している。
バーンズ氏:NY市が募集しているクリティカル・ランゲージ(緊急時の医療面でのボランティア)にジャムズネットとして応募するのはどうかと考えている。詳しい情報を後でお知らせする。
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ヘルスウィーク参加者の懇親会(参加者45名)
引き続き、ヘルスウィーク参加者の懇親会が行われ、冒頭、櫻井大使より、各参加者に対する激励の挨拶がなされた。