

小包・手紙爆弾に対してはどう対応したらよいですか?
「小包爆弾」及び「手紙爆弾」の対策に当たっては、配達・受領時点での点検により、爆発物の疑いがあるか否かにつき早期に発見することが重要です。
不審物の疑いのあるときは特に取り扱いに注意し、持ち主、発送人に問い合わせるなど不審点の解明に努め、不審物と判断されるときは爆発物容疑物件発見時の措置に従うことが必要です。
小包・手紙爆弾等の送付方法等
「小包爆弾」及び「手紙爆弾」の送付方法としては、郵便、宅配便、直接届けられる場合が考えられます。
- 郵便による場合:開被した瞬間に爆発するよう調整されており、受取人の不用意、不注意、無意識等に乗ずる。
- 宅配便の場合:手紙や小包引き渡りの時間を特定できるため時限起爆装置の使用が可能であり最も危険である。
- 直接届けられる場合:手紙や小包を取り上げた瞬間に爆発するよう仕組まれている可能性、若しくは開被した瞬間に爆発する方法がとられている可能性があり、対象を直接ねらえることから、テロリストの中にはこの方法をしばしば使用するものもある。
小包・手紙爆弾等の特徴〈不審物の疑いのある物〉
- 差出人が未知の人の場合や、差出人の住所が記載されていないもの。
- あて名や住所の誤字叉は誤記のあるもの。
- 重量に違和感のあるもの。
そのほか「小包及び手紙爆弾識別のためのチェック・ポイント」を参照してください。
爆発物処理隊が到着するまでの措置
- 小包や手紙爆弾が直接届けられた場合:触ることなく、遠ざかる。
- 郵便や宅配便によることが明らかな場合:人の出入りがない場合に保管する。
- いずれも、必要により避難する。