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あなたとご家族が緊急時に備えるためのアドバイス

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急時に備えるということは、前もって計画しておくということです。 だれでも簡単にできて、費用もそれほどかかりません。 緊急時に冷静な判断を下し、行動できるよう、下記のチェックリストをご家族と一緒に確認しましょう。 夏時間、冬時間への変更で時計の針を合わせるときに、ご自宅の緊急時必需品も確認し、更新しましょう。 いざというとき役立つように、緊急時必需品の中身はいつも完全にそろえておきましょう。

頭に入れておくこと

緊急時にはどうするか、どうやってお互いを見つけるか、連絡をとるかといった「災害時計画」を家族と一緒につくりましょう。 ニューヨーク市は、そのために財布サイズのカードを2つ準備しました。 詳細は「緊急時参照カード」をご覧ください。必要ならコピーをとっておきましょう。「避難」も参照してください。

家族のための災害時プランチェックリスト
 災害発生後、家族がどこで合流するか、その場所を決めておきます。場所は2ヶ所決めます。一つは家のすぐ近く。もう一つは近所の建物、例えば図書館やコミュニティーセンター、教会などです。
 家や近隣エリアからのすべての避難経路を知り、避難訓練をしましょう。
 災害時に家族がばらばらになってしまったときのために、家族のメンバーが電話できる州外の友人または親類を決めておきましょう ニューヨーク市内の電話回線がすべて話し中でつながらない場合、この州外の連絡先は、家族が連絡をとりあうために重要な役割を果たすかもしれません。市内回線がつながらない場合は、遠距離電話の方がつながりやすいこともあるからです。
 みんなの要求を考慮に入れましょう。高齢者、身体障害者、英語が話せない人については、特に考慮が必要です。
 あなたが作った計画を、家族全員で練習しましょう。
 あなたが作った災害時計画のコピーを、家族全員が持っていることを確認しましょう。
 職場、学校、お子さんの学校や保育所、他の関連施設などの緊急時計画についても、よく知っておきましょう。

持っていくもの

緊急避難時に必要な物を入れた「Go-Bag」を、各家庭で準備しておくべきです。 家族一人ひとりの「Go-Bag」は、バックパックや車輪付きのスーツケースなど、丈夫で持ち運びしやすい入れ物に詰めましょう。 「Go-Bag」は、いざというときに急いで持って避難することができるように、すぐに手の届く場所に置いておきましょう。 年間を通して、いつでも持って出られる状態であることを確認します。「避難」も参照してください。

Go-Bag(避難時の必携品を詰めたカバン)チェックリスト
 重要書類(各種保険カード、出生証明書、各種権利証書、写真付き身分証明書、住所を証明するものなど)のコピー。 防水加工がしてある携帯用容器に入れておきましょう。
 家と車のカギ(いつも使うもの以外にスペアキーを作りセットにしておきましょう)。
 クレジットカード、ATMカード、細かい現金。最低でも常に50ドルから100ドルは現金で手元に置いておくことを勧めます。
 ボトル入り飲料水、携帯用非常食(エネルギーバーやグラノラバーなどの腐らない食品)。
 懐中電灯、乾電池式AM/FMラジオ、予備の乾電池。小売店で、電池不要のネジ巻きタイプのラジオを購入することもできます。
 最低でも1週間分の薬と、その他個人的に必要なもの。薬は、服用期限が切れる前に、新しいものと必ず取り替えます。 家族のメンバーそれぞれについて、服用している薬品名のリストを作成しておきましょう。 リストには、服用量、薬局でもらう処方箋控えのコピー、医師の名前と電話番号も明記しておきます。
 ファーストエイド・キット(救急箱)
 丈夫で歩きやすい靴、軽い雨具、マイラー素材の毛布(mylarblanket=薄くて軽い、体温を下げない働きがある特殊素材の携帯用毛布)
 家族の連絡先や合流場所の情報、地域周辺の携帯用地図。
 子ども用品や、その他のケア用品。

家庭に準備しておくもの

最低でも3日間は自力で生き延びることができるように、自宅に十分な必需品を蓄えておきましょう。可能なら、それらの必需品をす ぐに手の届くところにある別の容器か、専用の戸棚にまとめてしまっておきましょう。家族のメンバーには、それらの必需品が緊急事 態に備えたものであることを知らせておくべきです。「その場で待機」を参照にしてください。

緊急時必需品チェックリスト
 一人1日につき1ガロンの飲み水
 腐らず、調理の必要のない缶詰め食品、手動の缶きり
 ファーストエイド・キット(救急箱)、薬、処方箋
 懐中電灯、乾電池式AM/FMラジオ、予備の乾電池
 ヨウ素(iodine)の錠剤、または無香料の漂白剤1クウォート(0.95リットル)(保健局からの指示があった場合にのみ、水の消毒目的で使う) および点眼器(スポイトのようなもの。水に漂白剤を追加するときのため)。
 個人用の衛生用品:石鹸、女性用品、歯ブラシ、歯磨きチューブなど
 丈夫な靴、厚手の手袋、防寒用衣類、マイラー素材の毛布(「Go Bag」の項参照)、軽い雨具
 予備の消火器、火災警報器、一酸化炭素探知器。
 電気を必要としない電話機
 子ども用品や、その他のケア用品
 その他の物品、道具

 

 

 

 

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