テロリズムについて
テロリズムについて
テロリストの主な目的は恐怖を引き起こすことです。 正確な情報と基本的な緊急時の備えがあれば、戦うことができます。 ただの事故がテロリストによるものに見えるときもあれば、その逆もありうることを覚えておいてください。 いずれの場合にも、あなたは同じように対応すべきです。
事実を知り、責任感を持ちましょう:
- ■ 事態の事実関係を知り、それについて厳密に考えます。 情報を得たら、政府やメディアなど信頼のおける様々な情報源と照らし合わせ、その情報を確認しましょう。
- ■ 噂を流さないようにしましょう。
- ■ 知らない人からの小包などを受け取らないようにしましょう。 また、地下鉄などの公共の場所で、荷物やカバンなどを放置しないようにしましょう。
爆発:
- ■ 「ビルの崩壊または爆発」を参照してください。
生物兵器による攻撃:
- ■ 生物兵器による攻撃とは、テロリストが意図的に病気を流行させることです。
- ■ この種の緊急事態についての情報は、「病気の大流行と生物が原因の事件」を参照してください。
化学兵器による攻撃:
- ■ 意図的に危険物をばら撒くことがテロ行為ですが、一方で危険物が関係する事故も起こります。 いずれの場合も、同じように対応するべきです。
- ■この種の緊急事態についての情報は、「危険物や化学物質の漏れ」を参照してください。
放射能攻撃:
- ■ 放射能攻撃とは、放射性物質が意図的に放たれることです。
- ■ 放射性物質分散機器(Radiological Dispersion Device=RDD):放射性物質分散機器は、 広範囲にわたって放射性物質を放つために設計されています。 分散される地域が広ければ広いほど、危険度は低くなります。ほとんどの場合、致死量に至ることはありません。
- ■ “ダーティー・ボム” (Dirty Bomb):ダーティー・ボムは、放射性物質分散機器の一種で、 一般の爆発物と放射性物質を一緒にしたものです。 爆発は、放射性物質を放つためのものですが、放射性物質そのものよりも、爆発による被害や負傷者の方が多いこともあります。
- ■ 詳しい情報は、「被爆」を参照してください。
以下に挙げるうちの中で1つでも項目が当てはまる場合、小包や手紙は不審と考えられています:
- ■ 宛先が手書き、または下手なタイプで打たれている。宛名の役職名が間違っている、 または役職名だけ記され名前がない、日常使う言葉のつづりが間違っている。
- ■ 組織や会社をすでに辞めている人宛ての手紙、または特定の宛名がない。
- ■ 知らない差出人の住所、または差出人の住所がない。
- ■ 「Personal(私物)」「Confidential(機密)」「Do not X-ray(X線を避けてください)」などの注意書きがある。
- ■ 送料が異常に高い。
- ■ 箱、封書の表面に粉のような物質がついている。
- ■ 大きさのわりに重い/軽い、かたよっている、またはいびつな形をしている。
- ■ 箱や封書に異常な量のテープが貼ってある。
- ■ 異臭がする、色がにじんでいる、または油っぽいシミがある。
不審な小包や手紙を受け取ったら:
- ■ 安定した場所に置いてください。
- ■ ゴミ箱やビニール袋など、空気を遮断できる入れ物で覆ってください。
- ■ 911に通報し、ビルの警備員にも知らせてください。
- ■ 周囲の人にも不審な小包があることを知らせ、その場から避難してください。
- ■ 不審な小包に触ったら、水と石鹸で手を洗ってください。
- ■ 不審な小包を発見したときに部屋の中、または周辺にいた人のリストを作成し、市や関連当局に渡してください。
- ■ 不審物質にさらされたと思ったら、そこからあまり遠くに行かないでください。
爆破の脅迫を受けたら:
- ■ 電話をかけてきた人物に、次の質問をできるだけ多く聞く。
- いつ爆発するのか
- 爆弾は現在どこにあるのか
- 爆弾はどんな形のものか
- 爆弾の種類は何か
- 相手がどこから電話しているのか
- なぜ爆弾を仕掛けたのか
- ■ できるだけ電話を長引かせ、会話をメモするか、録音してください。
- ■ 電話があった正確な時間と、通話時間をメモしてください。
- ■ 電話をかけてきた人物の声と、背景の音を注意深く聞いてください。
- ■ 電話を切ったら、すぐに911に通報してください。
テロリズムの可能性についての情報は、1-888-NYC-SAFE に通報してください。