各種の危険に関する情報 /被爆・ビルの崩壊または爆発・危険物や化学物質の漏れ
被爆
少量の放射線(レントゲンなど)は安全と考えられています。 市が危険レベルの放射線にさらされるようなことが起こった場合、被爆を最小限にとどめるための方法があります。
以下は、被爆を最小限にとどめるための3つの一般的なガイドラインです:
- 時間:放射性物質は、時間とともにその威力を失います。
市や関連当局から、被爆の恐れがなくなったという通達があるまで、屋内で待機してください。
- 距離:放射線の発生源から遠く離れるほど安全になります。
発生現場近くに住んでいる人には、市や関連当局から避難命令が出されるかもしれません。
- 遮蔽物:できる限り重密かつ不透明な重い物で、放射線発生源と自分の間を隔てましょう。 市や関連当局から室内や地下に待機するよう指示が出ることがあります。 窓を閉めて隙間をふさぎ、換気装置を止めましょう。
そのほか、被爆を最小限にとどめるためには:
- ■ 戸外にいる人はまず屋内に入り、服を全部脱いで、脱いだ服は徹底的に洗いましょう。
- ■ ホコリを吸い込まないように、口と鼻を覆いましょう。
- ■ 放射線漏れが、自分がいるビルの中で起こった場合は、汚染されたエリアを避けながらビルの外に出てください。 外に避難することが不可能な場合は、その場に待機する方がいいかもしれません。「その場で待機」を参照してください。
- ■ ヨウ化カリウム( ヨードカリ。英語ではPotassium Iodide=KIとして知られる)は塩の一種で、放射性ヨウ素を浴びたときに限り、 甲状腺へのダメージを防ぐ働きをします。 ただ、放射性ヨウ素を浴びてから数時間以内に処置を施さなければ効果は期待できません。 また、その他の放射性環境から被爆者を守る効果はありません。 ヨウ化カリウムは通常、子ども、若者、妊婦や、その他甲状腺の問題のある人にのみ使用が勧められます。 万一被爆という事態が起こった場合、市はヨウ化カリウムを市民に配給することがあります。
「一般的な緊急事態への対応」を参照してください。
ビルの崩壊または爆発
ビルの崩壊や爆発は、構造上の欠陥や損傷に起因しています。 いずれにしても、以下の区分が当てはまります。
崩壊中のビルの中にいる場合、ビル内で爆発が起こった場合は:
- ■ できるだけ落ち着いて、速やかにビルの外に避難しましょう。
- ■ ビルから出ることができない場合は、丈夫なテーブルや机の下に隠れてください。
建物の破片を片付けるときは:
- ■ 手袋をはめ、頑丈な靴を履きましょう。
- ■ 破片(木材、器材など)別に分類してください。
- ■ 電線等の金属線の付いた破片には触らないでください。
- ■ 重く大きい破片は一人で動かさないでください。近所の人や友人、回収業者の助けを求めましょう。
火災が起こったら:
- ■ 建物が爆発した後によく火災が起こります。「火災」を参照してください。
建物の破片の山に閉じこめられたら:
- ■ 服や布で口と鼻を覆いましょう。
- ■ ホコリを吸い込むのは有害なのでホコリを立てないよう、なるべく動かないようにしましょう。
- ■ 可能なら懐中電灯を使って、周囲を確認しましょう。
- ■ あなたがどこにいるのかが救助隊にわかるよう、パイプや壁をたたいてください。 笛があれば使いましょう。叫ぶのは最後の手段です。 叫ぶことによって、危険な成分を含むホコリを吸い込んでしまうかもしれないからです。
「一般的な緊急事態への対応」を参照してください。
危険物や化学物質の漏れ
私たちは家庭や職場で日々、危険物を扱っています。 そうした危険物が少量漏れることは時々ありますが、それらが市民生活に大きな影響を及ぼすことはありません。 しかし、危険物が大量に漏れた場合は、市や関連当局から市民に、行動選択における指示が出されます。 以下の注意事項を心に留めておきましょう。
家庭内での事故については、毒物管理ホットライン(Poison Control Hotline) に電話をしてください。
電話番号は、212-POISONS(212-764-7667)です。
または311に電話するか、NYC.gov にアクセスしてください。
一般的なガイドライン:
- ■ 可能なら、危険物や化学物質の風上に立ってください。
- ■必要なら、できるだけ早く医師の治療を受けてください。
- ■ 屋内での事故の場合は、汚染されたエリアを避けて屋外に避難してください。 それが不可能な場合は、事故現場からできるだけ遠くに移動し、そこで待機する方がよいかもしれません。「その場で待機」を参照してください。
- ■ 危険物や化学物質にさらされた場合、上着など外側の衣類を脱いでから、体を洗います。
- ■ 場合によっては、危険物にさらされた後に、それらを取り除くための「浄化作業」が必要になるかもしれません。 特別に訓練を受けた救急隊が、私物の撤去や、危険物にさらされた身体部分の浄化作業を行います。 これらの隊員は必要に応じ、医療処置行為も施します
「一般的な緊急事態への対応」を参照してください。